「ひきこもりスクール」(授業形式)の説明

「ひきこもりスクール」とは当事者目線で考えたひきこもりの人たちの居場所です。形式的な学校の形のもの、講師が「基本概念」に沿ってものごとをする流れのもので、ひきこもりの人たちからは、機関車的に何かをやっている行きやすい「居場所」です。
ひきこもりの人たちが、このような場所へ行く利点は以下の通りです。

集団心理による安心感が得られ、心が安定する。
人と自然な形で接することができ、生きる活力につながる。

悩み事を人に言えないのが当事者の本心です。他人が悩みを聞き出すことをせず、本人が自主的に悩みを解決しやすい環境を目指します。
不登校の人は二十歳まで無期限に利用できます。

基本概念

① 当事者が心では何もしなくていい授業構成
※音楽鑑賞をしてもらい評価してもらう等、講師が自由に考えたもの

② 大人の趣味

③ まじめな雰囲気

④ 集団行動禁止

⑤ 在籍期間がある(約3年)(重要)


講師の条件

自立した生き方ができている人、40歳以上の人生経験を持っている人

前提

ひきこもりの人の人生の責任を負わないこと

時間 週1回 1~3コマ(1コマ50分)

場所 公共施設 等

※平成27年9月1日静岡市番町市民活動センターに申請

 

「ひきこもりスクール」の本当の意味は、「こころの場所」

ひきこもりスクール
目的

「集団心理」をうまく活用する仕組み。ひきこもりの人たちに一時的に集団心理からくる「安心感」を感じてもらい、身を立て直しやすくしてもらう。(学校の形は形式的なもので、格付けはフリースペースと同じ。)

説明

(自分の体験からの説明)
 成人して社会に出る前に、自分の仕事に対する考え、または、生きていく方法の考えをもたなかった人が、何かがきっかけで(自分で生きていかなくてはならない)過酷な現実社会に放り出されると、強い恐怖にさらされる。あまりの恐怖心のためどうすることもできなくなる。一時心をかき乱すが、親の元で生きる形に切り替えて、安定していく。しかし、こころでは不安(恐怖心)が根づいているため、本当の自立はできない。心の中では(自覚できない形で)不安で冷静に未来を考えられない状態、になっている。(仮に仕事についたとしても不安を引きずる。またひきこもる結果になる。仕事社会は過酷であるため。)そこで、ひきこもった人たちに「心の不安を取り除く福祉事業」が必要になってくる。ひきこもりスクールは、安心感を得られる心の「居場所」になるうえ、自分を取り戻すための本当の「学校」にもなりうる、のが自分の経験からくる説明です。

ひきこもりスクールについての補足説明

「なぜ形式的な学校の形なのか」
 人生の悩みを持った人でも、未来に希望を残した状態の悩みの人と、自分では手の出しようのない苦しい事実の悩みの人は異なる。病気や、介護、大きな借金等の悩みは、自分ではどうすることもできないから、のどかな世界が必要になってくる。しかし、身を立て直したいと思っている感じの悩みの人(本気で人生を変えたいと考えている人)は、のどかな世界に浸っていたい思いは基本的にない。まじめでシリアスな世界に身を置きたいと感じている。例えると、受験を間近に控えた生徒が、のんびりとお茶を飲むことができないのと同じである。だから、まじめな雰囲気のある「居場所」がひきこもった人たちには魅力的に感じる。(のどかな雰囲気でない身を置く場所でも、自分のこころにあった所は、心地が良い状態になる場所となる。つまり、癒しの効果がある。また実際は何もしなくていい学校だから、ストレスなどない。)社会が用意できる最良の形の居場所が「学校」である。そのため形式的な学校を用意する必要が出てくる。
 ひきこもった人たちに集団社会的なものからくる安心感を感じてもらう、人生の不安を一時的に取り除いてもらう、のが理由。