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11月の報告

近頃社会では日本学術会議問題が話題になっています。先日の国会中継で野党の若手議員が菅首相に異議を唱えていました。学術会議法違反だと主張しています。木村草太という若手の憲法学者も同じ意見です。いつも同じような月報告になっているので、今回は社会ネタで自分の意見を述べたいと思います。まず、前提として日本の学者に絶対正義というものがあるとは限りません。(参考として今までに「日本の学者体質はおかしい」という日本の優秀な人はたくさんいました。自分は元々優れた学者の人達が好きで、昔その手の本を読む習慣がありました。)つぎの前提は、このことは「大枠は政治の話である」ということです。政治とは現場の優先順位の考え方であり学者の価値観とは違う上、政治における最高責任者は内閣総理大臣です。会社で言うと社長が菅さんで、社員が学術会議です。社長は会社全体で様々な問題を抱えており、社員が知らない多くの情報があり、会社を守るため理屈ぬきの落としどころの決断を迫らせます。つまり社長の考えに当たる政治の考えが優先されます。(菅さんは国民から選ばれていることになっており事実上の正義があります。)この二つの前提だけで結論が出ると思います。加えて、法律の下に国民がいるのではありません。法律の上に憲法がありその上に国民があります。この問題において、事実が国民にあたります。自分は理系的発想でこの件は元々学術会議法違反だとは考えていませんが、仮に違反であっても、法律の方の解釈を事実に合わせるべき事例ではないでしょうか。(例として、道路交通法における制限速度違反でも、社会現実を考えて時速10キロ位オーバーは法違反とならないように。)

 

2020/11/11